withマスクが当たり前になった今、女性の印象において髪の毛の存在感はとても大きくなりつつあります。第一印象で若々しく見せるためには、ふんわりと艶のある髪が重要な鍵。美容家・小林ひろ美さんによれば、ちょっとした意識を持つだけで生き生きとした髪は取り戻せるのだといいます。自宅でも簡単にできるホームケア法を、特別に教えていただきました。
いつまでも若々しい印象の小林ひろ美さん。艶のあるこのふんわりとしたヘアスタイルが、その理由のひとつといえそうです。小林さんにとって美しい髪とはどのようなものでしょうか? まずは、年齢を重ねていくうえで大切にしていることを伺います。
「美しい髪とは、やはり潤いがあってまとまりがよく、艶やハリ・コシのある髪ではないでしょうか。しかし年齢を重ねればどうしても毛は細くなり、うねって艶がなくなり、白髪も増えていくもの。10代の頃のようなツルツルの髪に戻すことは難しいので、これからはそれをいかに向上させるかに尽きると思います。大切なことはとにかく潤っていて巡りのいい状態を保つこと。肌も頭皮も1枚でつながっていますので、肌と同じような考え方をしてあげるといいと思います。」
「ただ洗う、ただつけるというケアではなく、どう落とし、どう巡らせ潤すかが肝心。いいものを使うということももちろんですが、それをどう自分でアシストして2倍3倍の力を発揮してあげられるか。明日いきなり別人の髪には生まれ変わりませんので、毎日の積み重ねによって美しい髪を育てていくイメージですね」
若々しい髪を育てるためにまず見直したいのが毎日のシャンプーの仕方。髪が育つ土台である頭皮を健康的に保つことこそが、美髪を生み出す第一歩です。ただ泡を立てて洗うだけでなく、巡りと潤いを少し意識して洗うことで、髪の状態は少しずつ変わっていくといいます。
「頭皮は、髪という収穫物をつくる畑のようなもの。ですから、その畑をどう耕すかで生えてくる髪の質が変わってきます。そこでまず大切なのが、上手に落とすということ。必要な脂分まで取り除いてしまうと頭皮は乾燥し、頭皮が固くなっていると栄養が行き届かず髪をつくる畑がどんどん痩せてしまいます。ただゴシゴシと落とすのではなく、どう血流をよくして潤い成分を入れながら落とすかということが、40代くらいからの女性にとっては鍵となります。それを続けていくと、頭皮の環境もよくなり、結果、そこに美髪という素晴らしい収穫物が得られるのです」
そこで、小林さんが日々実践しているという上手な落とし方を教えていただきます。
「洗う前にまず行うのがブラッシング。髪や頭皮についた余分な汚れやほこりを払うと同時に、頭皮の血行をよい状態にしておきます。」
「そして、シャンプーの前にはしっかりと予洗いを。シャンプー剤をきちんといいコンディションで使うためには、予洗いをきちんとして髪をよくすすいでおくことが大切です。これは落とす作業でもっとも重要といっても過言ではありませんので、時間がない方もこれだけは実践してほしいですね。いつもよりほんの10秒長くすすぐだけで、洗い上がりが変わってくるはずです。そしてシャンプーは手でしっかりと泡立ててから髪全体になじませ、空気を入れ込むようにして。洗うときは指の腹を使い、皮脂の溜まりやすい頭頂部やもみあげ、続いて側頭部や襟足をしっかりと揉み込むようにしてください。凝りやすい部分でもあるので、血行を促すようにマッサージする感覚で頭皮を意識して洗います。頭皮用のマッサージ器を使うのもおすすめです」
「トリートメントやヘアパックは髪の根元につけず、毛先からつけることがポイントです。すすぎが足りなかったりするとどうしても根元が重くなり、髪がペタンコになる原因となってしまいます。そして、仕上げのすすぎはシャンプー前と同じくとにかく入念に。流し残ししやすいもみあげや生え際までしっかりすすぐことで、かゆみや皮脂の詰まりを防ぎ、すっきり仕上がります。流すお湯は熱すぎると必要な脂分まで落としてしまうので、湯船の温度程度にしましょう。お風呂から上がってタオルドライをしたあとは、ピンの先が丸いブラシでポンポンとパッティングし、刺激を与えながら血行を促します。ただなんとなく行うケアだと60点くらいですが、ちょっとしたひと手間を加えることで100点に近づけるよう心がけています」
ヘアケアアイテムはどう使うかが最も重要だと話す小林さんですが、やはり商品選びも大切な要素。これまでさまざまなシャンプーやトリートメントを試し、ご自身に合うものを見極められるようになったといいます。普段はどのような基準で商品を選ばれているのでしょうか。
「私の髪は細く猫っ毛のため、シャンプーの影響がとても出やすいんです。例えばホテルに備え付けのものを使うと大体パサパサになってしまうので、旅行の際は必ず自分の愛用品を持っていくようにしています。選ぶ基準は、頭皮へのやさしさと泡立ちのよさ、そして髪のまとまりを出す保湿成分がたっぷりと含まれているか。オーガニックなものも好きでよく使っています。肝心なのは仕上がりという結果。人に褒められたり、使えば使うほど向上していくものが、自分にとってのベストだと思います。年齢とともに自分の髪質も変わり、商品の品質もどんどん上がっていきますので、もっといいものを求めて日々ステップアップしていきましょう」
製品の90%以上が保湿・保護成分で構成され、水分量14%という高い水分量を目指したヘアケアシリーズ「&bio(アンドビオ)」。小林さんにも実際にいつものケアに取り入れていただきました。
「翌日の仕上がりがとてもよく、周りからも褒めていただきました。特にシャンプーはとても泡立ちがよく、今までにない透明のジェルのようなテクスチャーが新鮮でした。ヘアパックの上からトリートメントをのせるという発想も新しく、保湿成分もたっぷり。水分量が保持しにくい私の髪にもぴったりで、まとまりが出てふんわりし、髪全体が生き生きとした印象です」
「あとは、アイテムごとに変化が楽しめる香りもいいですね。香りのレイヤーが楽しめると彩りが生まれて、ちょっとワクワクしますよね。そういうモチベーションって実はすごく大事で、気持ちよくケアを続けるための工夫がされているんだなと思いました。こうやって楽しみながらホームケアを続けていくと髪の質が変わってきて、そうなるとまた楽しくなって続けられる。香りに包まれて深呼吸をしながら行えば、日々の習慣が楽しい美容のリラックスタイムになりますよ」
上手に落とす洗い方を覚えたら、次は髪を乾かす際のコツを教えていただきます。実は猫っ毛で髪の癖がつきやすい小林さんにとって、ドライヤーは若々しいシルエットを生み出すうえで大事な部分なのだそうです。
「髪の毛の流れって、あちこちといろんな方向を向いているもの。そのままその流れに忠実に乾かすと、やはりボリュームが出ず、ペタンとなってしまいます。ですので、まずは下を向いて髪が逆さに向くようにしてドライを。そのときの髪の状態にもよりますが、ボリュームが足りないと感じる部分は、毛の流れの反対向きに手ぐしで髪を起こして風をあてます。そのあと戻して整えると、自然と根元がふんわりと立つのでおすすめです。髪の表面はブラシを使い、丸みを出すように意識してみてください」
「私の髪質は癖がつきやすいため、まとまりにくい襟足の部分はコームを使って風をあてて押さえ、ボリュームを抑えるようにしています。全部をふんわりさせるのではなく、メリハリをつくることも大切ですね。仕上げには必ず冷風をあて、キューティクルを締めると髪に上品な艶が生まれます。年齢を重ねるとボリュームが出にくくなりますので、乾かし方を工夫して理想のスタイルをつくりやすい環境に整えてあげましょう」
若々しい髪の条件として重要なのが艶感。ふんわり感を保つためには、ハードなスタイリング剤よりも上品な艶を与えてくれるオイルがおすすめだそう。しかしオイルはつけ方を誤るとペタンコ髪となる原因になるので注意が必要。
「まずは手のひらに出したらまんべんなく薄く広げることが肝心です。そしてつけるときはベタっと全体につけず、手でふわっと毛束をつまみ、指先でハイライトのように筋でつけるようにしましょう。跳ねやすく乾燥しがちな毛先は軽く揉み込み、仕上げに手のひら全体で表面にふわっと浮いた髪をなでて整え、艶を出していきます。美容成分もたっぷり含まれているので、トリートメント効果もあって一石二鳥です」
「&bioのオイルはさらっとしているので、ウェットヘアにもドライヘアにも向いていて、とても使い勝手がよかったです。濡れた髪にたっぷりつけると毛のまとまりがよくなりますし、乾いた髪にスタイリング剤として使っても、ふんわりしながらちょうどいい艶が生まれました」
毎日のシャンプーやトリートメントの他に、スペシャルなケアを取り入れることも髪を健やかに保つための秘訣なのだそう。自宅でもヘアサロン並みの仕上がりが叶うという、とっておきのホームケア法も教えていただきました。
「髪にもっと潤いがほしいなと感じたときは、10日に1回くらいの頻度でオイルを使ったディープクレンズも行っています。頭皮にヘアオイルをつけてよく揉み込み、蒸しタオルを巻いて10分〜15分。そのあとはシャンプーを2回してよく洗い流します。これを行うと、必要な潤いを保ちながらとてもすっきりしていい状態の頭皮にリセットでき、モチベーションも上がるんです。
毎日のシャンプーもドライもスペシャルなケアも、どれもちょっとしたことですが、それを積み重ねることによって昨日よりも今日の髪のほうがいい状態になります。それを繰り返すことで、年齢に関係のない若さは取り戻せるのだと実感しました。歳を重ねて悩みが増えたからこそ、こういった積み重ねを大切にしています。みなさんもぜひ、毎日自分の髪の状態をチェックして適切なケアをし、髪を育てるという意識を持ってみてください。髪は必ず応えてくれるはずです」
アンドビオは「髪の水分量」をコントロールして、うるおうのに、ふんわりの仕上がりに導きます。
通常髪の水分量は12%ほどだといわれていますが、&bioは製品の90%以上を保湿・保護成分で構成し、厳選した成分を独自比率で配合することで水分量14%を目指しました。
バイオテクノロジーとオーガニックの融合が叶える新感覚のうるふわ髪を皆様にお届けします。
&bio(アンドビオ)
発売日:2020年11月2日(月)ピュアモイスト シャンプー 1.0
1,400円
ピュアモイスト ヘアパック 1.5
1,000円
ピュアモイスト ヘアトリートメント 2.0
1,400円
ピュアモイスト ヘアオイル 3.0
1,400円